Top | DTM | 私信 | Art | photo | goods | お仕事 | 雑記 | About
[musictrack出張所--tabris@Iskandal] [ヤマトサウンド耳コピ作品ストリーミング配信サイト--宇宙戦艦ヤマトの音楽]

ノイズvsニュアンス

さっそく「想人」で問題があがる。入りのViolin Soloが唐突過ぎるようなのだ。「ようなのだ」というのは変だが、作った本人は作ったものに慣れてしまってどれぐらいおかしいのかの感覚が麻痺してしまっていてそれが分からない。そこで冷静な耳を持つリスナーの意見を待って判断することになるからだ。

改めてmidi dataを開き聴き直してみる。おかしい。midiの段階では確かにスムーズな入りになっている。しかしそれをAudioにした時、唐突な入りに変わる。何が起こっているのか?繰り返し聴いてみるとmidiの時と入りのタイミングが変わっている。いや、変わっているのではなく、入りの弱音が切れてしまっているのだ。 Cubaseの設定がおかしいのか?いや、録音の際は素直に全ての音を拾うようにしてある。では、UA-25の仕業か?UA-25の仕様がそうなっているのか?

そんなはずはなかろう...と色々考えるうち、ふとUA-25の感度を最低にしてあることに思い当たる。新鋭艦に移ってからUSB経由のハムノイズがどうしても目立つようになり、意図的にOUT(音源)極力大、IN(UA-25)極力小でノイズを目立たないようにしたのだが、今回それが裏目に出たのだ。つまりUA-25側で感度を最低にしたために弱音がカットされてしまっているのだ。困ったことになった。感度を上げればノイズも大きくなる。かといって、最低感度では入りが唐突のままだ。入りをFade inのようにすることも考えたが、これでは弱音で静かに入る音と質的に違ってしまう...

結局、ノイズと弱音のバランスをみて妥協点を探すことになった。ノイズをできるだけ増やさずに、しかし入りの弱音が消えないような感度を探す。微妙だ。今回は何とか探せた。しかし弱音が現れるたび、感度に気をつけねばならないとは... あのハムノイズさえなければ堂々と感度を上げて録音できるのだが!