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[musictrack出張所--tabris@Iskandal] [ヤマトサウンド耳コピ作品ストリーミング配信サイト--宇宙戦艦ヤマトの音楽]

デスラーのボレロ

QLSO化第二弾は「ガミラス星の消滅」またの名を「デスラーのボレロ」。これも@Terezartの作品群の一つだが、motif一本だけでそこそこの出来だったと思う作品だ。今回はQLSOのブラスを実験するつもりでこの作品のリメイクを始めた。これまで分かってきたQLSOの癖について覚え書き。

  • 以前、QLSOは軽いと書いたが、それでも1つのプログラムが200MB近くだったり、key switchのあるプログラムになると400MBにも達するので、やはりすぐにRAMは使い果たしてしまう。
  • その為、やはり不安定な部分があり、特に音量を確認しながらVelocityをいじろうとすると途端にCubaseは凍りつくので注意だ。この場合、鉛筆で直接Velocityをいじるのではなく(そうすると音が出てしまうからだ!)曲線ツールで音が出ないようにしてVelocityを変更するといい。
  • motifやHALion Strings Editionなどでは、Expressionでかなり表情付けしたのだが、QLSOではこれをやりすぎるとかえって不自然になる。特にambience部分へExpressionをかけるときは要注意。せっかくの残響音を不自然に歪めてしまうからだ。ほとんどnote on/offだけであとは初めから入っているambienceに任せてしまったほうが良い結果が出る。
  • そう、このQLSO、とにかくambienceのリアルさに惚れ込んでしまった。演奏現場の空気そのものを詰め込んである。それだけに、無理なnote on/offを行うと、いかにも切った貼った的な空気感になってしまうので、本当はここにもっと注意を払いたい。

プレ王で音朋(おんぽう)になって下さっている、papanGさんの作品に初めて触れたときの驚きは、そのずば抜けた音場構成力だったのだけど、こうして良い音源に出会ったおかげで、あの音場の秘密が少しだけ分かった気がした。もちろん、papanGさんのようにSD-90一つであそこまでambienceを作るなんて事は僕にはとてもできない。そして、例えばsnareの表現一つとっても、如何にpapanGさんが手をかけて作っておられるのかがうかがい知れ、あらためて敬服した。
さて、リメイクも一段落。そろそろupしよっかなぁ...