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[musictrack出張所--tabris@Iskandal] [ヤマトサウンド耳コピ作品ストリーミング配信サイト--宇宙戦艦ヤマトの音楽]

EastWest祭りだったので Quantum Leap Ra を買った

先月末頃にEastWestが定期的な安売りをしていた.
車検とタイヤで20万の出費がある月にも拘らず
民族楽器的な物が足りないとかねてより感じていたので,エイヤッと Ra を買った.

例によってダウンロード版のみの販売だからまた数日かけてダウンロードか,
と覚悟を決めていたのだが,わずか一晩で無事ダウンロードできたのは幸い.

8年ぶりの耳コピ完全新作となる「蛮族襲来」はようやく大詰め.
独特な変拍子に翻弄され,正体不明の打楽器音に悩まされ
(そしてそれは数か月悩んだ後「びんざさら」であろうと結論付けた),
motifだけでは打楽器パートが表現しきれず,可能性を求めてRaの購入に踏み切ったのだった.


日本 びんざさら(邦楽囃子) 「びんざさらの演奏」

やはりRound Robbinが一つあるだけで生っぽさがグッと増す.
終盤まで決めあぐねているのがびんざさらの代替音だ.
今のところアフリカのシェイカー系の楽器 Ekpiri と Axatse を重ねて表現しているが,ピシャッという打撃音には遠い.
差し当たりRelease と Reverb のバランスでそれらしくしているのだが.


さて,ものすごく久しぶりの新作にあたり,あらためてmixingにじっくり立ち向かってみた.
MDR-CD900STではクリアーに聞こえていても,安物のスピーカーを通すと全くもってモコモコになる.
一方で耳コピ元の音源はそれでもクリアーなのだ.一体なぜか?
結局のところ安易なcompressorはせっかくのmixingバランスを崩してしまうし,
強調のため,と各パートにreverbをつけたら逆に全てが埋もれてしまうし,
耳コピ中に安易にパートのvolを大きくしても最後のmixingでは邪魔になってしまうし.
これまでmultiband compressorを使わずただ音を大きくしようとしていたのは,
せっかくの良い音源たちを台無しにしていたのだ,ということを今回は実に痛感した.
ドラム系は音源サイドでrelease timeを短くし,しかし必要なら適度なreverbをかける.
mixingにおいて,全てが微妙なバランスなのだ,ということは聞いてはいたけどできていなかったんだ.


こうして書きながら最終版を繰り返し聞いている.何しろYoutubeはアップした動画の更新が効かないからね.


しかし,ようやく形になったかな.