前回記事で書いたように,OPUS EdtitionのDownloadは10日ほどかかった.
tabris17.hateblo.jp
EastWest Installation Centerには,これまで10年ほどでEastWestに投資してきた音源たちが並ぶ.
さて,OPUS Edition,インストール時には944GBほど必要と説明にはあったが,実際の各セクションの大きさは以下のようになった.
- EW Hollywood Brass Diamond:188GB
- EW Hollywood Harp Diamond:14.3GB
- EW Hollywood Orchestral Percussion Diamond:69.8GB
- EW Hollywood Orchestral Woodwinds Diamond:177GB
- EW Hollywood Solo Cello Diamond:37.9GB
- EW Hollywood Solo Violin Diamond:36.3GB
- EW Hollywood Strings Diamond:350GB
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
total:873.3GB
それにしても,デカい.特にStringsがデカい.
さて,早速試運転.close micがあるおかげか,歯切れの良いBrassが表現できる.
何より嬉しいのが,Articulationを必要に応じて追加できる仕組みが取り入れられたことだ.
旧作のHollywoodではkey switch物のarticulationが固定されていて,そこに無いarticulationを実現するなら,そのために1track作らねばならなかったからだ.
その点,Spitfireの統一されたUACCを使ったarticulationの組み方は理に適っている.
今回のOPUS Editionは,それに近づいた形だ.
たとえば3TPのkey switchなら,以下の一覧から必要なものを選ぶことになる.
key switchとして各articulationノートを設定するわけだが,Expression mapをできるだけ使いまわそうと思えば,全てのarticulationにkey switchを割り当てておくと良いだろう.使うarticulationのセット毎にExpression mapを作るのは,煩雑になるからだ.
ただ,そうするとCubase側で大変なことになる.例えば上記3TPだとarticulationが32もあって,これを全てExpression mapに登録すると,midi windowを開いたとき,32行分のコントロールレーンがExpression用に必要になり,肝心のmidi noteを書き込むスペースがうんと小さくなってしまうのだ.せめて,ある程度の幅以上になったら,そのコントロールレーンが上下にスライドできるようになればありがたいが,そんな機能はCubaseにない(よね?).