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[musictrack出張所--tabris@Iskandal] [ヤマトサウンド耳コピ作品ストリーミング配信サイト--宇宙戦艦ヤマトの音楽]

先読みじゃなくて先後読み

耳コピ作品の録音は SoundEndgine で必ずやっている。こんな高機能なソフトがフリーとは誠にありがたい。
少し時間ができたので、「未知なる...」のイントロStrings を直すことにした。 Violin は Violin Ens. + Hard Ens. で頭のある音にしていたつもりだが、やはりどうもAttackが遅い。そこで、Hop Head という初めての音色を使ってみたら、これがなかなかカチッとはまった。ついでに Contra Bass も普通は使いにくい(と勝手に思っている) Special Line + Strings Part(USR) にしてみた。これもうまくはまる。気を良くして録音して Sonar でMixdown。聴いてみると、今度はどうも以前はきれいに目立っていた Violin グリッサンドが埋もれてしまう。ツヤが無くなったのだ。ということは、イントロは Hop Head で、それ以外はもとの音色でとなる。トラックは既に16埋まっているので、今回初めて途中での Program Changeを行うことになった。一番心配しているのは Program Change に時間がかかるかもしれないこと。やってみると確かに直前の変更は音がもたついたりして影響が出る。何とか誤魔化しの効く範囲で Program Changeを挿入。問題なく音採り終了。
できるだけクリップを避けたいと思い、SoundEngine のピークコンプレッサを使ってみる。これまでよく使い方が分からなかったのだが、今日はその訳が分かった。「先後読み」というダイアルがあるのだが --- これはピーク音量発生の前後何ミリ秒で音量抑えを始めるかを設定する項目だろう(多分)--- これまでこれの使い方を間違えていたため効果が出なかったのだ。というより、早とちりして「先後読み」を「先読み」と読んでいた私は、値を大きくすればするほど早めにその効果が出るはずだと思っていたのだ。設定途中でふと手が滑ってダイアルが回ると、負の値になっているではないか!「あれ、マイナスあるってことは...」ここで初めて「先後読み」という文字が眼に入る。何と、いままで音量が上がってしまう前に音量抑えするつもりが、全く逆のことをやっていたことになる。こうして訳が分かったところで、コンプレッサをかけてみると、見事きれいに音が抑えられる。これで心置きなく音圧を上げることができるわけだ。
それにしても思い込み激しすぎ...