僕は思う
愛とは、本当に相手を愛するならば
生きることなんだ
生きて生きて、愛する人を看取り、
一人残される悲しみを受けることなんだ
愛とは生きることなんだ！
「世紀末の詩」野島伸司
「愛とは生きること」という、この言葉が好きです。
死まで含めて、その人の全てを受け入れること、認めること。
人の愛の奥深さを伝えています。
けれどこの言葉が真に素敵なのは、
たとえば伴侶への愛だけにとどまらないことなのです。
こんなにも平易な言葉なのに、
人が人らしく生きることの本質をついている。
「愛とは何か」という問いに、
これ以上簡潔な答えは無いように思うのです。
日常は世知辛く、私たちの心はきまって小さい。
生きていれば、悩みはいつも降り注ぐもの。
でも自分が生きているという事実が愛につながると思えるのなら
たった一人で生きていくのだとしても、どれほど心強いことか。
愛は遠く手の届かないものなどではなくて、
今あなたの身の回りに溢れていると感じられるのだから。
たとえ誰一人私のほうを向いていないのだとしても、
自分の命が授かりものである、と感じられる時、
この世界に居られること自体に愛が見出せる気がするわけです。
投げ出さず大切に生きつづけること。
そこにきっと愛はあるのです。
平和すぎて、笑いますか？
ハローベイビー
優しさって
無限に続く愚かなほどの優しさって
いつかは愛にたどり着くかな
「世紀末の詩」第７話 コッペパンの恋 mixi 2006/06/29
