Top | DTM | 私信 | Art | photo | goods | お仕事 | 雑記 | About
[musictrack出張所--tabris@Iskandal] [ヤマトサウンド耳コピ作品ストリーミング配信サイト--宇宙戦艦ヤマトの音楽]

Soft-eLicenser のエラー

前回複数のPCIe slotを差し替えたので,実はcubaseを起動すると"finger print"なんちゃらかんちゃらエラーが出るようになっていた.まぁ,Hardwareを入れ替えてるから起こりうるわけだけど,気にせずcancelボタンを押して進めばcubaseは起動するのだけど,やはり鬱陶しい.
tabris17.hateblo.jp

一方 Steinbergが「そろそろcubase 11にしない?」的なお誘いをしてきたので,アップグレードしてみた.cubase 10.5→11が\11000のところ\6600だっていうものだからね.
new.steinberg.net

まぁ,いつものごとく秋口ぐらいに「11.5出たからアップしてね」みたいなことしてきそうだし,その時期の直前に11にしておけばタダで11.5にできる技もあるので放っておくというのもあったが,まぁ良いか.
で,そのcubase 11にアップしたところ冒頭のエラー

Your system finger print is not valid anymore.
The systems’ hardware configuration has been changed!
Soft-eLicenser ‘XXXXX-XXXXX’ and stored licenses have been disabled.
Hardware eLicensers are not affected!
Please contact your software vendors’ support department for help and reactivation.

Necessary files or information for the validity of the Soft-eLicenser have been changed or corrupted.
This can be caused by exchanging single files, the usage of cleanup and backup tools or similar.
Soft-eLicenser ‘XXXXX – XXXXX’ and stored licenses have been disabled.
Hardware eLicensers are not affected!

が頻発するので,さすがにこれはアカンとSteinberg Helpを探すと,アンインストールしてインストールし直して,みたいなちょっと怖いことが書いてある.それは避けたいな~っと思った.自分のようにUSB eLicenserに全て登録している者にとってSoft-eLicenserはどうでも良いものなので,空っぽなのに振り回されるのも嫌だ.で,もうちょっと探してみるとこんな記述をいくつか見つける.

C: > ProgramData > Syncrosoft
にある SeLicenser.sel を何か別名に変更する.

へ~っと思って書き換えてみると,見事にエラーが消えた.
メデタシメデタシ.

おっと,Cubaseのアップグレードの値下げ,2021/7/1 〜 8/1だからね.
new.steinberg.net

さて,状況はやっと落ち着いてきた.そろそろ「別れの挙手」再開しますか.

先走ってwifi 6,そして思わぬ副効果

前回は先走ってNVMe Gen4 SSDを載っけた話.
tabris17.hateblo.jp

で,今回は先走ってwifi 6アダプタをつけてみたって話.
これまで何とかUSB接続の無線LANアダプタで頑張ってきたのだが,home gatewayがせっかく5GHz帯で送信してくれるのにそれを使っていないことに気づいた.
www.buffalo.jp

かねてよりネットの遅さと切れやすさには辟易していて,5GHz帯でつながれば改善されるかも,との一条の光にすがって何か良い子機はないものかと調べた.どうせならPCIe接続モノを使いたい.が,残念なことにもう純国産モノの最新の無線LAN PCIeアダプタなんてない.せめてASUS辺り,台湾で止めておきたかったけど在庫がなく,仕方なく世界シェアトップのTP-LINKに頼ることとなった.
www.tp-link.com

で,早速載っけてみたもののうんともすんとも言わない.
バイスが働いていないようなのだ.
あれれ,失敗したかな...と数日考えて,あることに思い至った.
そうだ,自分のマザーボードではPCIe3.0スロットが2つあってもダブルでは使えないのだった!

ASUS P8Z77-M PROには PCIeスロットが4つある.

で,いま現在の状態は以下.

じゃ,Slot 3につけられるじゃん,と思ってつけたのが間違い.Slot 1のGraphic cardは Express 3.0として使っていて,このマザーボードの場合 Slot 3は使えなくなる仕様だった.どうりで起動するたびにLAN adapterが見つかったり見つからなかったりするわけだ(でも見つかるときがあるのが不思議).

しかし,ではどうしようか.せっかく買ったけど,次のマシーンまで箱に入れておくか,とも思ったが,待てよ.このマシーンを最も活用するのがDTMだ.どちらかというとグラフィックは二の次だ.ならばグラフィックはオンボードに任せて,思い切ってQuadra 600を取ってしまおう.おや,そうするとPCI Express 3.0x16が丸々空くぞ.じゃ,そこに例のNVMe Gen4 SSDつなげばイイじゃんかよ!
ってことで,その後以下のように配置した.

  • Slot 1: PCIe adapter<-NVMe Gen4 SSD
  • Slot 2: Firewire card
  • Slot 3: 空き
  • Slot 4: Archer TX3000E

つまりだ.ビデオカードオンボードに格下げしてグラフィック処理を犠牲にする代わりに,無線LAN 5GHz帯の使用とNVMe SSDの速度アップが期待できるというわけだ.結果,

  • ネット速度は約2.5倍
  • NVMe SSDはGen4本来の速度ではないもののそれまでの約2倍(ということはSATA3接続SSDの約6倍)に

なった.
変更前↓
f:id:tabris17:20210619134658p:plain

変更後↓
f:id:tabris17:20210710160115p:plain

さっそくChris HeinのViolin Soloなんかを立ち上げてみたら,速いのなんのって.

うんメデタシメデタシ,といきたいところだが,代わりにグラフィック関係は処理が遅くなった.写真を表示するだけでも1拍間ができるようになった.これだと,Youtube動画編集もかなり時間がかかることになりそうだが,その時が来るまで考えないことにした.
それともう一つ,Express 3.0接続で稼働させることになったNVMe SSDはより発熱するようになった.ベンチマークをやったら書き込み時に65℃まで上昇してしまった.これは要注意.冷やす方法を何か考えなくてはね.
f:id:tabris17:20210710160742p:plain

先走ってNVMe Gen4 SSD

SpitfireのChamber Strings使いたいな,と思った.
www.spitfireaudio.com

でも,以前増設したSSDは512GB,もうそろそろ容量限界になってきて,入れられそうにない.
さらにSATA3接続SSDに音源を載せることの限界も見えてきた.
tabris17.hateblo.jp

また知らないうちに世の中進歩していて,M.2端子 SSDプロトコルMVNeによってPCIe接続するのが主流なんだそうで,現時点で理論的にSATA3接続の最大8倍程度の速度が出せるとのこと.
でも,PCのマザーボード古いからM.2 SSD載せられないしなぁ...と諦めていたら,こんな記事に遭遇.
yurugadge-channel.com

ひょっとして,と思ってPCをパッカ~ンしてみたら,確かにひとつPCIe3.0 スロットが空いている(右上の黒いスロット).
f:id:tabris17:20210602221128j:plain:w600

さて,どうするか.
とりあえずAmazonを覗くといくつかアダプタが見つかる.
で,買ったのがこれ.
www.amazon.co.jp
f:id:tabris17:20210606170636j:plain:w600

さて,でSSD何にしようかと.
実は以前からM2. SSDについては気になって調べていて,昨年末あたりにPHISON PS5018-E18コントローラ搭載のSSDがついに登場したことを知っていた.
しかしマザーボードが10年近く前のZ77チップセットだから,そこに載っけてもせっかくの性能が全く出せないことは,十分承知.
が,一方で2022後半市場に出てきそうなZen 4 Ryzen CPUマシーンを見越して先行投資しておく,という考え方もある.
それに容量が大きいSSDほど速度も速い.おそらく1TB SSDでも音源でやがて埋まってしまうだろう.
… … …
… …

などと,理屈をつけながら,要するに↓が欲しくなってしまっただけなんだが.
(そもそも「新しいマザーボードにしたら」というのはナシの方向で.)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08NTB9YNZwww.amazon.co.jp

はい,買っちゃいました.
f:id:tabris17:20210606170529j:plain:w600
f:id:tabris17:20210606170849j:plain:w600

で,これを先程のアダプタに載っけて,
f:id:tabris17:20210606171332j:plain:w600
ヒートシンクつけてマザーボードに刺しました.

我ながら馬鹿だよな~と思いつつ,しかしどれくらいパフォーマンスが上がるんだろうな~,と期待しつつ,ベンチマーク

C Driveの Intel SSD SC2CW240A3↓
f:id:tabris17:20210619134201p:plain

F Driveの Crucial SSD CT525MX300SSD1↓
f:id:tabris17:20210619134325p:plain
(ちなみにこの実験時,すでにFからGへ音源を移動したため,F Driveはスッカラカンになっている.)
どちらもSATA3接続だから似たような速度.

さて,では M.2 NVMe SSD.G Driveの CFD CSSD-M2M2TPG4VNZ↓
f:id:tabris17:20210619134658p:plain

だいたい2~3倍ぐらいスピードアップした.実際に音源を読み込んでみると確かに体感できる.
なんと.マザーボードが古くても少しは改善するんだね.
とはいえ理論的には最大この数値の5倍位出るはずなんだけど,それはもうチップセット自体変えないとね.
ただ,予習していて分かっていたように,M.2-PCIe接続だと発熱が大きいようで,ちょっとたくさん書き込みすると50℃を超えてしまう.だからヒートシンク必須だね.
f:id:tabris17:20210619141143p:plain

ちなみにSATA3接続のSSDではこんな感じ↓
f:id:tabris17:20210619135706p:plain
やっぱりあまり発熱しない.

さて.準備が整ってしまったから,次は Spitfire Chamber Strings だね.
となるところなんだけど,実は5月連休の特売日に4割引きで買ってしまってたんだ.
www.spitfireaudio.com

で,いま目論んでるのが,Chamber Stringsと以前買って未だ活用していなかったChris HeinのSolo Violin
tabris17.hateblo.jp
でもって「別れの挙手」をやることだ.

新コスモタイガー(組曲版)・リメイク

4月からひと月かけて「風呂オケ」状態で気になっていた本作をリメイク.
こちらは5年ぶりの更新だが,MIDIからすべて作り直したので新作と言っても良い.
で,制作の過程でまたCubaseやHoolywood orchestraの使い方がまたちょっと進歩したので,メモ.

特にStrings系でSlur+Portamentパッチを多用したためRAMを多く使った.
(といっても5GBに満たないが.)
その為か,楽器を追加していって終盤になるとrealtime play時にCubaseが落ちるようになった.
恐る恐るplayボタンを押してばかりもいられないので,ASIO GuardでAudio優先度を上げて,更にほぼ演奏が固定化されてきたtrackをrack単位でFreezeする方法をとった.
f:id:tabris17:20210508172453p:plain
でもね,Freeze trackを作ると,どうも保存時に時間がかかる.
まるで,保存時に改めてFreeze trackを作っているぐらいの時間だ.
おまけに10分ごと自動保存する設定にしているから,その都度作業が中断になる.
ここんとこ,ちょっと改善してほしいなぁ(Cubse 11にしろ,と?).

また,Audio Performanceを表示させて,落ちそうかどうか見ながらの作業となった.
f:id:tabris17:20210508172648p:plain

次第に楽器が増えてくると各sectionの音量バランスが崩れてくると同時に,総音量も上がってくる.
現時点でのsection balanceを崩さずに音量を下げるとき,これまで安易にBUSのfaderを下げていたが,それよりも各音源出力をlinkさせる方法があることを知って使ってみた.
f:id:tabris17:20210508172730p:plain
それとReverb関連はFX channelに一括して流して管理することにした.
これで擬似的にcloseとsurroundマイクのようなことができる(気がしている).
何しろ手元にあるのはGold Editionなので,close micは入っていない.
今回はやらなかったけど,Rackに掛けるeffectがReverb程度ならPre faderにして未加工音源をそのままFXに流して使うという方法もあるかもしれない,とも思った.

BUSの段階でもうEQなども弄る必要がない感じになったので,compressorとmaximizerを少々かけるだけにした.
前回「未知なる...」では低音を削りすぎたと後悔していたので.
f:id:tabris17:20210508172846p:plain
f:id:tabris17:20210508172913p:plain

で終わるつもりだったが,ちょうどSonibleからほとんどチート・プラグインとも言える最新版Smart:EQ 3がアップされデモ版が使えるということなので,試しに使ってみた.
f:id:tabris17:20210508173117p:plain
これ,AIに音源を学習させてある種「最適な」EQを自動生成してくれるというシロモノ.
上の図ではBUSに試しに加えたものだけど,この後,StringsやらBrassesやらPercussionsやら複数にも適用した.
確かに,自分の耳でやるよりクッキリする.
もちろん,好みも反映できる仕様なので最後は作るものに委ねられるわけだが,う~ん,チートチート.
こんなものに頼ってたら,耳と技術が育たない...
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
今,31% offなので,買おっ!
sonicwire.com

www.amazon.co.jp

未知なる空間を進むヤマト on MIDITrail

4年前のリメイク,結局散々な出来だったけど,今回はどうかな.

"YAMATO Advancing into the Unknown Space"/「未知なる空間を進むヤマト」耳コピ・ヤマトよ永遠により

YAMATO SOUND ALMANAC 1980-I「ヤマトよ永遠に 音楽集 PART1」

YAMATO SOUND ALMANAC 1980-I「ヤマトよ永遠に 音楽集 PART1」

  • アーティスト:V.A.
  • 発売日: 2012/11/21
  • メディア: CD

未知なる空間を進むヤマト・リメイク

「スターシャ」で得たmixing技術を忘れないうちに,ということでただただ音がデカイだけになってしまっていた本作を4年ぶりに再度midiレベルから見直した.
音の間違いが相当あったし,楽器編成の見直しもしたかったからだ.

そもそも戦闘モノの楽曲は音のキレが重要で,しかしいつもmixingでそれが実現できないでいる.
DTMを始めた頃はQLSOの残響音がありがたかったが,今やHollywoodの残響音ですら気になってきた.
Spitfireのドライ音源が欲しいところだけど,現在のマシーン構成ではちょっと限界.
SSDで1Tはスペースを確保したいし,最新のNVMe SSDを搭載しようと思うと10年前のマザーボードでは無理だし,この際だからzen4が登場するまで大人しくしていたほうが良さそうな時期.

で,今ある音源で如何にしてクッキリさせるかを試行錯誤した.

例えばTimpanyも低音域を入力段階からがっさりカットしてからEnvelopeShaperで頭を作った(単独で聴くとかなり歪んでる).
f:id:tabris17:20210328105608p:plain

金管にQuadraFuzzを掛ける方法は前回のスターシャにて発見.
f:id:tabris17:20210328105351p:plain

それでもHornのStaccatoがもたつくので思い切ってHollywood音源元でenvelopeを触る.decayとrelease timeを短くした(というか,どうやらEW音源の場合それをするのが常識のようで,私が知らなかっただけらしい).
f:id:tabris17:20210328110033p:plain
実験してみるとdecay後のsustinレベルを下げるかどうかは楽器による.release timeを短くするとパッツンパッツンに切れるけど,mixしたときに気にならない程度を探す他ない.
これでHornのもたつきはかなり改善された.

で味をしめてStringsのStaccatoにも適用したのだけど,これが結構難航した.
というのも,このとき同時にMultiband EnvelopeShaperを適用していたのだけど,これがEW音源にもともと入っている音のon/off時の雑音を強調してしまって,結果プチノイズが乗ることになってしまったからだ.
f:id:tabris17:20210328111412p:plain
結局,ノイズが気にならない,しかしキレがはっきりするrelease timeを手探りで見つけることになった.
f:id:tabris17:20210328110456p:plain
Envelopeを音源側でイジったことの副産物として,それはつまりキレを追求したから結果そうなるわけだが,それまで余分に加算されていた音圧がかなり下げられた.つまりこのことによってDynamic Rangeを広げられるうえに(そうだ,StringsにはExpanderも掛けたのだった),後からcompressorで音圧を稼ぐ際の余裕も生まれた.というか,純粋にGainを上げるだけで十分な感じになった.

ちなみに,今回初めてStrings sectionでshort系とlong系でラックを分けた.
というのもEW音源はパッチごとではなくラック単位でCubaseのpluginを掛ける仕様になっていて,shortのみにEnvelopeShaperを掛けようとするとラックを分けざるをえない.
しかしそうしたことでEQやreverb sendなど,shortとlongで変えられることにもなって,今後使っていく方法になるだろう.
↓Short系では低音staccatoのもたつきを小さくしたいので,入力段階から低音を削った.Reverb sendも少なめに.
f:id:tabris17:20210328112151p:plain
↓一方,Long系では低音も十分響かせたいので入力段階では削らず,EQで変化させ,Reverb sendも多めに.
f:id:tabris17:20210328112222p:plain

最後にBUSであれこれ加工.
f:id:tabris17:20210328112545p:plain
f:id:tabris17:20210328112600p:plain

できるだけリアルタイムのpluginで音作りを,と拘ってきたけど,今回からmasteringは新たにCubase projectを立てて,そこで編集することに.ずっと使ってこなかったdirect offline processingを初めて使ってみた.
実はずっとaudioファイルの試聴が個別にできなかったのだけど,それはBUSの設定が間違っていたから,ということを最近知った.
本当はcontrol roomに出力設定しなければならかったんだ!
sleepfreaks-dtm.com

YAMATO SOUND ALMANAC 1980-I「ヤマトよ永遠に 音楽集 PART1」

YAMATO SOUND ALMANAC 1980-I「ヤマトよ永遠に 音楽集 PART1」

  • アーティスト:V.A.
  • 発売日: 2012/11/21
  • メディア: CD

スターシャ on MIDITrail

念願だったスターシャ,何とか出来上がったので公開(後悔).
Cubase周辺の知らなかった機能やpluginを色々試して,できることがまた少し増えた.
Gorgeous Strings はできるだけ再現したつもりだけど,やはりパートによっては無理な動きをさせてしまっている.やはり本当はオケの譜面からきちんと再現する練習をしないといけないのだろうな.

"Stasha" Symphonic suite YAMATO/耳コピ・「スターシャ」交響組曲 宇宙戦艦ヤマトより

スターシャ(3)金管にFuzzを

Distroyerで歪めても,どうにも金管がモコモコするので,cubaseにexciterのようなものはないかと調べたら,Quadrafuzzというのがあるのを知った.
帯域ごとにsaturationがかけられるpluginで,typeもtape,tube,distortion,amp,decimatorといったものがあった.
高音域にdistortionを強めにかけて,中低域にtube,低域にtapeを極薄く掛けてみた.
バランスが難しいけど,Hollywoodの金管が,ビッグバンド風のギラギラ金管に変わってモコモコ感が低減された.
f:id:tabris17:20210302233330p:plain

こうしていじり始めると,どんどん沼にハマっていく.

スターシャ(2) mixing中

ビビりながら始めた,「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」から「スターシャ」.
何とか一通り耳スキャンが終わって,現在mastering中.
使用track状況は宇宙戦艦ヤマトの音楽-耳コピ航海日誌-で確認できるけど,31trackでリアルタイム再生がかなり厳しくなった.(はやく出ないかな,Ryzen Zen4.)

今回も色々とeffectを挟んだ.
まずStrings sectionではEQでviolinとcello辺りを強調してcontrabassが無いから低音をカット.
f:id:tabris17:20210301181832p:plain
f:id:tabris17:20210301181837p:plain

で,色んな楽器が重なってpan中央部がゴチャゴチャしてきたので,H-EQでStringsを左右両脇へ寄せた.そしてmagnetoで太くし(そうだ,Hi-Fi adjustを掛けたんだった),先にStringsだけmaximizerを掛けた.最後にsendでreverbへ.
f:id:tabris17:20210301181828p:plain

木管は曲中間部でStringsと掛け合いをする,重要なパート.然るべき音が強調されるよう,EQを掛け,reverbへsend.
f:id:tabris17:20210301181842p:plain

そして,Brasses.きらびやかさを求めてDistroyerを少々掛けて,EQで強調.
f:id:tabris17:20210301181847p:plain
f:id:tabris17:20210301181852p:plain

さて,これから数日,何度も聞き直しながら微修正.

【追記】画像を見てたら,sendがpre faderになっていることに気付いた.
f:id:tabris17:20210302172941p:plain
今回はpostにすべき.で,直した.
f:id:tabris17:20210302172936p:plain