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[musictrack出張所--tabris@Iskandal] [ヤマトサウンド耳コピ作品ストリーミング配信サイト--宇宙戦艦ヤマトの音楽]

Quantum Leap Symphonic Choirs 来る!

たまたまAuctionでQLSCが市場価格の半値で売られていた。それでも高い買い物、つまり使い物にならないかもしれない、とはおもいつつ、QLSCのデモの魅力に負けて買ってみた。だって、普通のクワィア音源と明らかに違って、「歌詞」を実際に歌わせることができるのだもん!他にクワィア音源でそんなのある?しかも、もう廃盤になってしまった製品だし。(何てこと...)
土曜にのんびりインストールして、とりあえず最初の障害、「音が出せない」で1日終わる。KONTAKUNにある、QLSCの説明ページで何とか要領を得て、確かにVST pluginとしてCUBASE上で鳴らすことはできるようになった。が、まだこのソフトの最大の特徴、「WordBuilder」がうまく働いてくれない。midi trackのinsert effectとしてWordBuilderを挟めばいいはずなのだけど、発音記号どおり発音しないどころか、ピッチも変わってしまっている。おや、どうやらmidi mappingが正しくないようだ。
QLSCにある、チュートリアルビデオを見て、WordBuilderそのものの使い方は分かったし、随分楽しい道具だというのも分かるのだが、肝心の実物が動いてくれない。う~~~~~ん、とEASTWESTのサポートページをあれこれ探っていたら、見つけた!嬉しいことにCUBASEの上でどのように設定するのかその詳細のスクリーンショットHow do I use WordBuilder with Cubase SX?にあった。
で、結局何がいけなかったのかといえば、すごく単純で(でも気付かなかった...)VST-instrumentとしてQLSCのプログラムを選択する際、WordBuilderに対応したものを選ばなくてはならないのだ。さてさて、早速やってみたのが以下の図。まず、midiトラックの出力先としてQLSCを選ぶ。

次に、このトラックにVST-pluginとしてWordBuilderを呼ぶ。

QLSCの読み込むべきプログラムはWordBuilderに対応したものにして、それはデフォルトで「NEW MULTIS」となっている欄を新しく「**** Multis WB」なる名前のものを選ぶ。(下の図はクリックで拡大)

例えば上ではテナーを選んだので、WordBuilderのほうでもVoiceをテナーにしておかないと、midi mappingが合わなくなるので注意。
そんなこんなで、早速遊んでみた結果が以下。そもそもクワィア音源に興味を持ってしまったのが「エスカフローネ」のサントラだったので、ネタはそこから。実際にWordBuilderでvotoxで書いて、細かい指示を与えた様子が以下の図。(下の図はクリックで拡大)

これに節をつけてWAVにして書き出して、適当にReverbをかけたものが、こちらのmp3
なお、全ての発音に全てのノートがつくわけだから、その容量は半端じゃない。今回プログラムはC、つまりclosed recordedのものを使ったが、FやSではもう2G程度ではメモリが足りない。